わたしたちの生活と情報社会

コンピュータの発達

コンピュータ(パソコン)と数字は切り離せないものである。昔から、わたしたちの生活が豊になっていくにつれて、計算も複雑になり、それにともなってそろばんや機械式の計算機が作られてきた。
今世紀にはいると人ははさらに複雑な計算をする必要性が生じ、それにともなう高度な計算機が要求されるようになった。
これが、コンピュータの始まりである。
現在,コンピュータは、さまざまな電化製品にも利用され、わたしたちの生活に欠かせないものになっている。以下では、コンピュータの発達を5世代に分類して解説している。また、さらに詳しく知りたい人は、”コンピュータ博物館”(東京理科大学)"にいってみよう。

第1世代(1945〜57)
今世紀半ば、当時の電子技術を駆使しコンピュータが開発された。これは1946年にペンシルバニア大学で、世界で最初につくられたENIAC(エニアック)と呼ばれるコンピュータで、真空管を18800本使って1秒間に5000回の加減算を行なうことができた。当時としては、驚異的な速度であったが、電力消費も多く、信頼性も低かった。
その後、49年にケンブリッジ大学でEDSAC(エドサック)が開発された。このコンピュータは世界ではじめてプログラム内蔵方式が採用され、現在のコンピュータの基礎となっている。

第2世代(1957〜64)
真空管よりも小型で、電力消費も小さく、正確に働くトランジスタが発明され、このトランジスタ技術を導入したコンピュータが登場した。磁気コア・メモリの使用もこの頃からである。ソフトウェアの面でもフォートランやコボルなどのプログラム言語が開発されている。

第3世代(1964〜71)
ICメモリを使用したコンピュータが開発されたことにより、システムの信頼性が向上し、処理容量の拡大、高速化が進んだ。
オペレーティング・システムやオンライン・システムが確立されたのもこの時代である。

第4世代(1970〜80年代)
LSI、VLSIを使用したコンピュータが開発されたことにより、マルチプロセッサ・システムの導入やアドレス空間の拡張などが実現できるようになった。

第5世代(1990年代)
今日、超高速、大容量でしかも複数の演算を並列に処理するスーパーコンピュータから、自動車や電化製品のマイクロプロセッサまで、いろんな分野にあったコンピュータが開発されている。
さらにこれまでのコンピュータに比べ、より人間の頭脳に近く、学習、推論、音声や図形の認識などの機能を含み、人工知脳(AI)を実現するためのシステム開発などさまざまな研究が行なわれている。

参考:コンピュータ年表